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放射線に強いゴム材開発

掲載日:2006年9月15日

従来のゴム材に比べ、放射線に対しはるかに強い製品を、早川ゴム株式会社と日本原子力研究開発機構が開発した。ゴム材は安いことと取り扱いが容易なことから、放射線を扱う施設の緩衝材やシール材としての活用が期待されている。

放射線に強い材料としては、無機材料があるが、有機材料となるとベンゼン環を持つ高価な材料に限られていた。新しい製品は、安価な汎用ゴム材であるエチレン・プロピレン・ディエン共重合体ゴムにある添加剤を加えてつくられた。

従来のゴム材は、1-1.5メガグレイの放射線を吸収すると、硬くなるか軟らかくなるかのいずれかで、ゴムの特徴である弾力性を失ってしまう。しかし、新しい製品は、9メガグレイの放射線を吸収しても弾力性を維持することができた。

すでに、日本原子力研究開発機構と高エネルギー加速器研究機構が、共同で茨城県東海村に建設を進めている大強度陽子加速器施設(J-PARC)の加速器トンネルの接合部止水・緩衝材として使用されている。

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