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病害に強いダイズの育種簡単に

2006.08.11

 遺伝子解析データを活用し、病害に強い国産ダイズをつくりだす方法を、農業・食品産業技術総合研究機構の作物研究所が、開発した。

 ダイズは、地域や天候によりさまざまな病害虫に悩まされているが、被害状況を見て被害の少ないダイズを選び、育種する対応しかとれなかった。

 新しい方法は、農水省委託プロジェクト「有用遺伝子活用のための植物(イネ)・動物ゲノム研究」で得られた、ダイズのDNAデータをもとに開発した「DNAマーカー」を利用する。

 実験室内で、それぞれの病害に強い遺伝子を持つダイズ個体を簡単に見分けることができることから、いろいろな病害に対して抵抗力のあるダイズ品種を、短期間で開発することが可能になる。

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