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ヒトクローン胚研究で公聴会開催

2006.07.12

 文部科学省は、再生医療に大きな可能性を秘める一方、倫理的な問題もはらんでいる「ヒトクローン胚の研究」について関係団体から意見を聴く会を東京と大阪で開くことを決め、11日、公表した。

 クローン技術規制法で厳しく規制されているこの研究について、文部科学省の生命倫理・安全部会の作業部会は6月20日、胚のもとになる卵子の入手方法を厳しく制限し、研究機関に対して高い技術を求めた新たな指針案の報告書(中間とりまとめ)をまとめている。

 意見聴取会は、この中間取りまとめについて、難病患者団体、不妊患者団体、再生医療研究に関係する団体、さらには会場の参加者からも意見を聴き、質疑を行う。

 開催日は、7月29日、大阪の財団法人大阪科学技術センターと8月26日、東京の東海大学校友会館で。参加希望者は事前の登録が必要。

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