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人口減でもごみ増加

2006.05.30

 政府は30日の閣議で06年版環境白書を了承した。

 人口減少時代に入ることによる環境への影響として、少人数世帯の増加や高齢化などにより、エネルギー消費量やゴミの排出量はむしろ増える恐れがあることを指摘している。

 また地方で過疎化や農林業活動などの低下により、里山などの自然環境が損なわれたり、都市で廃棄物処理費など行政の効率が低下するといったマイナス面を予想する一方、逆に心の豊かさや自然回帰への志向が広がり、ゆとりある時間や生活空間が得られるなど、人口減を持続可能な社会に向けての好機ととらえる可能性も示している。

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