レポート

英国大学事情—2013年12月号「2013年度・英国大学統計資料<英国大学協会:2013年9月発行資料集より>」

2013.12.02

山田直 氏 / 英国在住フリーランス・コンサルタント

 英国在住30年以上のフリーランス・コンサルタント山田直氏が、新しい大学の生き方を求め、イノべーション創出、技術移転などに積極的に取り組む英国の大学と、大学を取り囲む英国社会の最新の動きをレポートします。(毎月初めに更新)

【1. はじめに 】

  • 2013年8月、英国大学協会(Universities UK)は2013年度版の「Higher education in facts and figures」と題する、英国の大学の統計資料集を公表した。この資料集は、主にHigher Education Statistics Agency(HESA)による2011・12年学年度の統計資料を基にしている。
  • 1年前の「英国大学事情2012年第12号」に掲載した2012年版の英国大学協会資料集の更新版として、本年度の同協会資料集を抜粋および一部編集して紹介する。

【2. 主要注目点 】

  • 2011・12年度における英国の大学生は約250万名で、その約3分の1がパートタイムの学生であった。
  • 2011・12年度に卒業した学生の内、約半数が学士号、17%が学士号以外の学士課程学位(*1) 、約3分の1が大学院コースの学位、2.6%が博士号を取得した。*1. 2年コースのファウンデーション・コースやディプロマなど
  • 学士課程の女子学生は工学、コンピューティング、物理科学や数学を学ぶより、語学を学ぶ傾向がある。これらの科学を専攻する学士課程の男子学生の数は、女子学生の3倍以上になる。
  • 海外からの留学生は全学生の17%を占め、その内の約半数が大学院コースを専攻している。留学生の内、約3分の1が欧州、43%がアジア、8%がアフリカ、6%が北米、6%が中東、1%以下が南米やオーストラリアの出身である。
  • EU域外からの留学生が英国の大学にもたらす収入は、2004年以来、2倍以上に増加した。

【3. 地方別の高等教育機関数 】

【4. 年度別入学許可者数 】

【5. 高等教育進学率 】

【6. 学科別学生数(学生数の多い学科順) 】

【7. フルタイム・パートタイム別:学士課程・大学院課程学生数 】

【8. 出身地別:学士課程・大学院課程学生数】

*2. 2年コースの「Foundation Degree」など
*2. 2年コースの「Foundation Degree」など

【9. 学位・資格授与数 】

*3. 教員を目指す学生のための1年間の大学院教職課程
*3. 教員を目指す学生のための1年間の大学院教職課程

【10. 留学生の出身地比率 】

【11. 入学者数の推移 】

【12. アカデミック・スタッフ 】

【13. EU域外からの留学生数及びその授業料収入の推移 】

【14. 高等教育機関の総収入の内訳 】

【15. 高等教育機関の総支出の内訳 】

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