レビュー

技術保存、温故知新のデータベース

2006.07.28

 国立科学博物館の「産業技術史資料情報センター」が7月22日の朝日新聞朝刊「be」面「ネッ得」欄で紹介されている。

 同センターは日本の近代化に大きな役割をした産業技術の資料がなしくずしに失われていくのを少しでも防ごうと設立されたもので、今までに約9千件のデータが保存され、公開されている。

 例えば、「オーディオ技術」を選ぶと、「国産第一号鉱石ラジオ」は1925年(大正14年)にシャープ株式会社が作ったもので、奈良県天理市にある同社技術本部に保存されていることがわかる。

 記事は「エンジニアに役立つばかりでなく、門外漢もセピア色の郷愁にひたれる温故知新のデータベースだ」と結んでいる。

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