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桜島に特別警報 噴火警戒レベル4避難準備

掲載日:2015年8月17日

気象庁は15日午前10時15分、地震が多発している桜島に噴火警戒レベル4 (避難準備)の特別警報を発表した。

同庁によると、桜島では地震の増加に加え、島内に設置している傾斜計と伸縮計で山体の膨張を示す急激な地殻変動が観測されている。気象庁は、昭和火口と南岳山頂火口から3キロメートル以内の鹿児島市有村町、古里町の住民に対し、噴火に伴い飛散する大きな噴石や火砕流に厳重な警戒を呼びかけた。

鹿児島市は特別警報を受け、同日夕、避難場所として桜島白浜温泉センターなど3カ所を指定し、有村町有村地区、古里町古里地区、黒神町塩屋ケ元地区の住民に島内避難勧告を発した。また、有村溶岩展望所、湯之平展望所を休館としたほか、桜島定期観光バスを運行停止とするなどの対策をとっている。

南日本新聞の報道によると、同日中に市の避難勧告を受け火口周辺約3キロに住む51世帯77人、全員が避難した。

政府は16日午前、「桜島の火山活動の高まりに伴う関係省庁災害警戒会議」を開き、今後の対応などを話し合った。

桜島ではこれまで5段階ある噴火警戒レベルの3レベルに相当する「噴火警報(入山規制)」が発せられていた。レベル4の特別警報は桜島だけでなく、2007年に噴火警戒レベルの運用が開始されて以来、初めて。

1960年以来、桜島の西側山腹で観測を続けている京都大学火山活動研究センターのホームページによると、桜島は記録に残されているだけで、文明(1471-76年)、安永(1779-82年)、大正(1914年)の3度、大噴火し、大量の溶岩を流出している。大正の大噴火では流出した溶岩が幅約400メートルの瀬戸海峡を埋め、桜島は大隅半島と陸続きとなった。最も新しい溶岩流出は、1946年3月に南岳東側山腹火口から噴出した。現在の山頂噴火活動は、1955年から継続している。

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