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STAP論文の理研調査委員長が辞任

掲載日:2014年4月25日

STAP細胞論文を調べている理化学研究所(理研)調査委員会の石井俊輔(いしい しゅんすけ)委員長(理研上席研究員)が4月25日、委員長を辞任した。自身が関与した、発がんの仕組みなどに関する論文2編に画像データの切り貼りの疑義が4月24日、インターネットで指摘されたため、辞任を申し出て認められた。後任の委員長には、残る5人の委員から、渡部惇(わたなべ じゅん)弁護士を選んだ。

理研は、石井氏が関わった論文の疑義について通報を受け、監査・コンプライアンス室で調査を始めた。石井氏は自身の研究室ホームページで、実験ノートのコピーなどを示して、切り貼りが指摘された2008年の論文と04年の論文について、順番を入れ替えたことなどを認め、「オリジナルデータがそろっており、不正はない」と強調している。さらに「疑惑を抱かせてしまい、深くおわび申し上げます」と謝った。

画像データの切り貼りは小保方晴子(おぼかた はるこ)理研研究ユニットリーダーらのSTAP細胞論文でも見つかり、理研調査委が「改ざんに当たる研究不正」と認定した。理研調査委は小保方氏の不服申し立てを受けて、再調査に乗り出すかどうかを審査中だが、重要な局面で、論文疑義が理由の委員長交代だけに、今後の議論に影響が出そうだ。

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