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〈トピックス〉サイエンスアゴラ、9-10日東京・お台場で

2013.11.01

サイエンスアゴラ2013

 東京・お台場エリアに、新たな“サイエンス・スポット”——。全国各地でいろいろな科学のコミュニケーション活動に取り組む人々が集う展示交流イベント「サイエンスアゴラ2013」が9、10の2日間、東京都江東区青梅の日本科学未来館をメーンに6会場で開かれる。今回は200を超える団体・グループが実験・工作や実演、ポスター展示、シンポジウムやトークセッションなどの230あまりの企画を用意し、過去最大の規模となる。

 「サイエンスアゴラ」は、科学と社会をつなぐ科学コミュニケーション活動の交流の“広場”(アゴラ)として、科学技術振興機構(JST)が主催し、2006年から毎年開いている。第1回開催は出展団体数80あまり、企画数も100件ほどだったが、年々、全国からの大学や企業、市民団体などの出展者も増え、昨年は191団体・グループが計212の企画を出展した。それとともに一般市民の来場者も増え、昨年は2日間でのべ4,012人(出展者数除く)が訪れた。

 今年は、全国各地の科学的な活動を紹介する「にぎわいゾーン」や地域活動の拠点となる科学館や博物館、学校などの取り組みを紹介する「地域連携ゾーン」のほか、最先端研究開発支援プログラム(FIRST)や世界トップレベル研究拠点プログラム(WPI)などの第一線研究者による「最先端研究ゾーン」が設けられている。

 さらに、いろいろな科学的な課題に対する科学コミュニケーションの在り方や手法などについて議論する“連続ワークショップ”、科学技術の“智”や新たな“ミドルメディア”についてのシンポなども開かれる。また「生徒発表・教員交流ゾーン」も設けられるほか、高校生たちによるiPS細胞についてのディベート、科学部顧問による討論会などもある。

 なお、展示企画の内容についてはサイエンスアゴラ推進委員会が評価して「サイエンスアゴラ賞」を贈るほか、来場者の投票による「来場者特別賞」も設けられている。

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