ニュース - 速報・レビュー(ニュース速報) -

世界最速スパコンは中国『天河二号』

掲載日:2013年6月18日

世界のスーパーコンピューター(スパコン)の演算性能を比較する専門家プロジェクト「TOP500」が、2013年6月期における最新ランキングを発表した。1位となったのは中国の国防科学技術大学が開発した「天河(てんが)二号」(Tianhe-2、MilkyWay-2)で、計算速度は1秒間に3京3862兆回(京は兆の1万倍)。2位は、前回(12年11月発表)で1位だった米エネルギー省オークリッジ国立研究所のクレイ社製「Titan(タイタン)」(毎秒1京7590回)、3位は前回2位だった同省ローレンス・リバモア国立研究所のIBM社製「Sequioa(セコイア)」(毎秒1京7173回)だった。日本の理化学研究所の富士通製「K(京、けい)」(毎秒1京510兆回)は前回3位から4位に順位を下げた。

中国は10年11月期の発表で「天河一号」が1位となって以来、2年半ぶりの首位奪回。「天河二号」はインテル社製の演算部品(コア)を312万個ほど組み合わせ、計算速度において2位以下を大きく引き離した。しかし消費電力は17,808キロワットと、2位「Titan(タイタン)」の8,209キロワットの2倍以上あり、日本の「京」(12,659キロワット)よりも大きい。

「TOP500」プロジェクトは、独マインハイム大学や米テネシー大学、米ローレンス・バークレー国立研究所の研究者らによって始められた。1993年から毎年6月の国際スパコン会議(International Supercomputing Conference;ISC)、11月のスパコン会議(Supercomputing Conference;SC)に合わせてトップ500のリストを発表している。

◇「TOP500」のベスト10
1位〈中国〉 国防科学技術大学「天河二号」(3京3862兆回/秒)
2位〈米国〉 オークリッジ国立研究所「Titan」(1京7590兆回/秒)
3位〈米国〉 ローレンス・リバモア国立研究所「Sequoia」(1京7170兆回/秒)
4位〈日本〉 理化学研究所「京」(1京510兆回/秒)
5位〈米国〉 アルゴンヌ国立研究所「Mira」(8586兆回/秒)
6位〈米国〉 テキサス大学「Stampede」(5168兆回/秒)
7位〈ドイツ〉 ユーリッヒ研究センター「JUQUEEN」(5008兆回/秒)
8位〈米国〉 ローレンス・リバモア国立研究所「Vulcan」(4293兆回/秒)
9位〈ドイツ〉 ライプニッツ研究センター「SuperMUC」(2897兆回/秒)
10位〈中国〉 天津市国立スパコンセンター「Tianhe-1A」(2566兆回/秒)
ページトップへ