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3号機燃料プール内に落下した燃料交換機の一部

2012.04.16

 東京電力は13日、福島第一原子力発電所3号機の原子炉建屋内にある使用済み燃料プール内を遠隔操作で撮影した映像を公開した。

 3号機は、東北地方太平洋沖地震3日後の2011年3月14日、原子炉建屋内で水素爆発を起こし、建屋の屋根などが吹き飛んだ。公開された映像からは爆発で破壊された原子炉建屋構造物の破片と見られるがれきの他に、もともと原子炉建屋上部に設置されていた核燃料交換機の一部が原型を保ったままプール内に落下しているのが確認された。

 使用済み核燃料交換機は、使用済み燃料プールと原子炉格納容器の上部を平行移動し、燃料を出し入れする機能を持つ。重さは約35トン。

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