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黒川清・国会事故調委員長が政府、国会あて抗議声明

2012.02.02

 国会に設置された東京電力福島原子力発電所事故調査委員会(国会事故調)の黒川清委員長は2日、政府が閣議決定した原子力組織改革法案等について、見直しと国会における責任ある対応を求める声明を発表した。

 国会事故調を設置した法律によれば、国会事故調は、福島第一原発事故を踏まえた「行政組織の在り方の見直し」を含め提言を行うことを任務としている。黒川委員長は、その調査を行っている最中に、政府が「組織の在り方」を定めて法律を決定したことを、「私には理解できない」として、「政府の決定の見直しおよび国会における責任ある対応を求める」との声明を発表した。

 声明は、野田首相をはじめ、衆参院両議長、全衆参院議員に届けられた。

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