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ベトナムの原子力発電所建設協力で合意

2010.11.01

 菅首相とグエン・タン・ズン・ベトナム首相との首脳会談が10月31日ハノイで行われ、ベトナムが計画している原子力発電所の建設で日本をパートナーとすることがズン首相から表明された。

 両首相は日本・ベトナム原子力協定の実質的合意を歓迎し、早期の署名に向け取り組むことで一致した。

 また、レアアースの探査、探鉱・開発について日本をパートナーとすることもズン首相から明らかにされた。

 菅首相は、ラックフェン港建設など5つの案件に対し約790億円の円借款供与と、国際空港計画などについての支援を検討することを伝えた。

 菅首相は9月の新成長戦略実現会議の第1回会合で、「パッケージ型インフラの海外展開」を指示している。パッケージ型インフラの海外展開は、6月に閣議決定された新成長戦略の中のアジア経済戦略に組み込まれている。新幹線・都市交通、水、エネルギーなどのインフラ整備支援や、環境共生型都市の開発支援に官民あげて取り組み、アジア諸国の経済成長に伴う地球環境への負荷を軽減し、日本の技術・経験をアジアの持続可能な成長のエンジンとして活用する、としている。

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