総合科学技術会議は27日、来年度から始まる第4期科学技術基本計画の基本方針(案)について一般からの意見募集(パブリックコメント)を開始した。締め切りは6月7日。
基本方針案には地球規模の気候変動、少子高齢化に対処し、成長力につなげるためグリーン・イノベーションとライフ・イノベーションの2大イノベーションを国家戦略の柱として強力に推進することや、基礎研究や科学・技術コミュニケーションの抜本的強化などを盛り込んだ。(P)と付いているものが散見されるが、これはペンディングのPで各省折衝などの調整が終わっていないものを指す。
内閣府の津村啓介・政務官は「国の将来を左右する重要な科学・技術であるからこそ、国民のみなさん、科学者、そして私たち政治家が開かれたコミュニケーションの中で一緒に政策の基本方針をつくり上げていきたい」と言っている。