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「科学・技術フェスタin京都」コミュニケーション重視の会議に

2010.05.26

 内閣府など8府省、2機関、11独立行政法人が主催する「科学・技術フェスタin京都」が6月5日に開催される。

 2002年から毎年開催されてきた産学官連携推進会議だが、「従来の関係者だけが集まる会議ではなく、科学・技術コミュニケーションを促進するためのものにすべきだ」という津村啓介・内閣府政務官の強い主張により、今年は内容を大幅に変えて実施することになった。科学・技術の重要性や成果を広く国民にPRするため、産学官に関する取り組みを紹介するだけでなく、高校生向けのシンポジウムや科学実験教室など各種企画が行われる。

 ノーベル賞受賞者の小柴昌俊、小林誠、田中耕一の3氏が、自身の高校時代などの体験を紹介しながら若者と話し合うシンポジウム、「高専ロボコン」受賞ロボットのデモンストレーション、視覚に障害を持つ児童生徒への科学や数学の学習教材や手法の展示、高校生などを対象とした科学教室などのイベントが組み込まれた。

 また、本会議では川端達夫文部科学相の基調講演のほか、益川敏英・京都産業大学教授や川島隆太・東北大学加齢医学研究所教授、小林喜光・三菱ケミカルホールディングス社長の特別講演、さらに産学官連携功労者表彰などが行われる。

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