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数万-10万人に1人 新型インフルエンザワクチン重い副作用

2009.12.07

 新型インフルエンザワクチンを接種したことによる副作用の報告は、接種者のうちの0.02%で重症例は0.003%であることが厚生労働省の調査で明らかになった。

 同省は12月3日までに医療機関から「疑いのいかんにかかわらず接種後の死亡、臨床症状の重篤なもの、後遺症を残す可能性のあるもの」と報告された副反応(作用)報告数を4日公表した。それによるとワクチン接種後の副作用報告数は、1,337人でこれは推定ワクチン接種者約600万人の0.02%だった。これは接種者5,000人につき1人の発生数を意味する。このうち重症例は、154人でワクチン接種者3万数千人につき1人の割合であることを示している。重症例のうち、基礎疾患を持つ高齢者の死者が53例あり、これについては専門家の評価を受けると厚生労働省は言っている。

 同省は副作用報告例のうち医療機関から「(接種に)関連あり」とされた数も報告している。それによると副作用例は748人と接種者の0.01%、約1万人1人の割合に半減し、重症例も68人、約10万人に1人、死者数はゼロにそれぞれ減っている。

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