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玄海原発3号機プルサーマル運転へ

2009.11.05

 九州電力玄海原子力発電所3号機(佐賀県玄海町、出力118万キロワット)が5日、国内で初のプルサーマルに向け原子炉を起動させる。発電再開は9日に予定されている。

 プルサーマルは、通常の原発が微濃縮ウランを燃料としているのに対し、プルトニウムと微濃縮ウランの混合酸化物(MOX)燃料も使用する。高速増殖炉が導入されるまでのプルトニウムを燃料として利用するつなぎ役として位置づけられている。

 玄海原発3号機は定期検査中の10月中旬に燃料取り替え作業を行い、全部で193ある燃料集合体のうち80体を交換した。80体のうち64体は従来と同じ微濃縮ウラン燃料だが、16体がMOX燃料となっている。

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