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小宮山宏・前東大総長「国家戦略室」政策参与就任か

2009.10.09

 NHKは9日朝のニュースで、政府が「国家戦略室」のメンバーに小宮山宏・前東京大学総長を起用する方針を固めた、と報じた。

 NHKによると、小宮山氏は国家戦略室の非常勤職員として、政策全般に助言を与える「政策参与」に起用される。菅直人・担当相は、連休明けにも国家戦略室を本格的に立ち上げたい考えで、小宮山氏を加えた10人程度のメンバーで、地球温暖化対策や来年度予算案の編成作業に取り組んでいく方針という。

 小宮山氏は、現在、三菱総合研究所理事長で、ことし3月まで東京大学総長を務めた。総長在任中は、東京大学を中心に北海道大学、茨城大学、京都大学、大阪大学の5大学で構成し、東洋大学、国立環境研究所など6大学・研究機関を協力機関とするサステイナビリティ学連携研究機構の機構長も兼務、地球環境問題に積極的に取り組んでいたことで知られる。

 また、自宅に太陽光発電システムを設置、断熱効果も高めたエコハウスとしてその費用対効果を検証するなど、自ら省エネ生活を実践する活動も行っている。

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