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宇宙ステーション補給機1号機11日打ち上げ

2009.09.07

 国際宇宙ステーションへの物資輸送を担う宇宙ステーション補給機(HTV)1号機(技術実証機)が11日未明、種子島宇宙センターから打ち上げられる。

 HTVは宇宙航空研究開発機構が開発した無人の使い捨て型軌道間輸送機で、H-ⅡBロケットの先端に取り付けられて打ち上げられる。ロケットから切り離された後は、地上からの指令で国際宇宙ステーションに近づきドッキングする機能を持つ。食料や衣類などの生活物資や実験装置など最大6トンの補給物資を国際宇宙ステーションに届けることができ、帰りは用済みの実験機器や衣類などを積み込み、これら積み荷は大気圏再突入時に燃え尽きる。

 これまで国際宇宙ステーションへの乗員の送り迎え、機器類の運搬で主役を担っていた米スペースシャトルは、2010年に退役の予定。HTVはシャトルに代わる輸送機の一つとして大きな期待が寄せられている。

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