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非接触でも酸化チタンの光触媒性能確認

2009年6月2日

光触媒として幅広く利用されている酸化チタンをナノチューブにすることで、接触していない有機化合物も分解できることを東北大学の研究チームが確認した。半導体フォトリソグラフィプロセス、医薬用具の殺菌、水処理装置などこれまで光触媒の利用が進んでいなかった分野への利用が期待できる、と研究チームは言っている。アジア6カ国で小型衛星開発協力スタート 東北大学電気通信研究所の玉田薫教授、庭野道夫教授は、金属酸化膜を作る一般的な方法である陽極酸化法により、金属チタンからナノチューブ状の酸化チタンを作った。これを有機物シート上に分散させて、紫外線をあてたところ、ナノチューブ状の酸化チタンはシートの面積の10%にしか存在していなかったのが、有機物の分解はシート全体に見られた。アジア6カ国で小型衛星開発協力スタート 比較するため、市販の酸化チタン粉末標準品を使い同様の試みをしたところ、有機物分解は酸化チタン粉末が存在するところのみに見られ、非接触型の光触媒性能は確認できなかった。アジア6カ国で小型衛星開発協力スタート 光触媒は、藤嶋昭・東京大学特別栄誉教授が大学院生時代、酸化チタンに光を与えるだけで水を水素と酸素に分解する能力を持つことを発見したことに端を発する。この強力な酸化能力や、超親水性による殺菌効果、洗浄効果を利用してさまざまな分野に応用が広がっている。

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