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新型インフルエンザ感染者13カ国に 横浜の高校生は感染否定

2009.05.02

 世界保健機関(WHO)は、1日、新型インフルエンザウイルスについて、国際交流が進む現在、渡航制限はウイルスの拡大阻止にほとんど効果がなく、国際社会に大きな悪影響を与えるだけだ、という勧告を公表した。WHOはもっとも効果的なことは、感染者を早く見つけ必要な医療処置を施すことだと言っている。

 WHOによると、1日(日本時間2日朝)の時点で新型インフルエンザ感染報告数は、13カ国367人に達した。内訳は、米国141人、うち死者1人、メキシコ156人、うち死者9人、カナダ34人、スペイン13人、英国8人、ドイツ4人、ニュージーランド4人、イスラエル2人、オランダ1人、オーストリア1人、スイス1人、デンマーク1人、香港1人となっている。

 一方、厚生省は1日、感染が疑われた横浜市の男子高校生は、遺伝子解析の結果、新型インフルエンザウイルスによるものではなく、季節性のAソ連型インフルエンザと判明した、と発表した。

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