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昔の銀河はみんな丸かった

掲載日:2007年12月19日

すばる望遠鏡がとらえた110億年前の銀河
すばる望遠鏡がとらえた110億年前の銀河
(提供:国立天文台)

地球から110億光年離れているところにある銀河の様子を国立天文台、東京大学、京都大学の研究グループが、すばる望遠鏡で撮影することに成功した。

これは110億年たって光が地球に届く遠方にある、つまり110億年前の銀河がどのような骨組みだったかを世界で初めて明らかにしたことを意味する。観測結果から、110億光年前の宇宙には円盤銀河に似た銀河はたくさんあるが、楕円銀河のような中心に星が集中している銀河はほとんどないことがわかった。

太陽系が属している銀河系の周囲、つまり現在の宇宙には円盤銀河と楕円銀河という2種類の銀河があることが知られている。また、これまでの観測で80億年前にはすでに、この2種類の銀河が存在していることが分かっていた。研究チームは、当初、宇宙には小さな円盤銀河しかなかったが、今回観測できた110億年前以降、80億年前の間に、衝突、合体を繰り返すことで、現在見られる大きな楕円銀河が作られていったと、説明している。

銀河は遠くなるほど見かけの大きさが小さくなり、さらに昔の銀河ほど実際の大きさも小さくなるために、これまで80億年より遠方の銀河を望遠鏡で観測することは難しかった。

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