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大学などのベンチャー設立1,576社に

2007.09.03

 昨年度に大学、高等専門学校、大学共同利用機関が設立したベンチャーは、171社で、累計は1,576社に上ることが、科学技術政策研究所の調査で明らかになった。

 これまでに設立されたこれら大学等発ベンチャーを分野別で見ると、最も多いのはライフサイエンスで、419社(27.7%)、次いで情報通信分野の383社(25.3%)、3位が製造技術・ものづくり技術分野152社(10.0%)となっている。

 このうち、株式公開や企業売却など、ものになったのは18社(1.1%)で、1,501社(95.2%)が成長途上、すでに清算、廃業、解散したか休眠中のものが57社(3.6%)となっている。

 大学、高等専門学校、大学共同利用機関以外の政府系研究施設発のベンチャーは、累計で135社(うち25社は大学等ベンチャーと重複)。株式公開や企業売却に至ったものはまだ出ていない。

 科学技術政策研究所は、ベンチャー設立数の多い上位10大学も公表した。最も多いのは東京大学(111社)で、2位が早稲田大学(96社)、3位が大阪大学(68社)、次いで筑波大学(61社)、慶應義塾大学(52社)、九州大学(49社)、京都大学(45社)、神戸大学(42社)、東京工業大学(40社)、九州工業大学(39社)となっている。

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