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浜岡原発のプルサーマル経産省が許可

2007.07.05

 中部電力浜岡原子力発電所4号機のプルサーマルについて、経済産業省は4日、災害防止上支障がないとして許可した。

プルサーマルは、濃縮ウランを燃料としている軽水炉に使用済燃料を再処理して回収したプルトニウムを、ウランと混ぜて使用する。ウラン資源のリサイクルを柱に掲げる日本の原子力政策にとって重要な位置を占めている。

中国電力から出されていた申請では、764体ある燃料集合体のうち、最大312体にウラン・プルトニウム混合酸化物燃料(MOX)燃料を使用する。

経産省の許可を受けた中部電力の三田敏雄社長は「2010年度からのプルサーマル実施に向け、地元をはじめとする皆様の理解を得ることに努め、発電所の安全と透明性の確保に取り組む」という声明を発表した。

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