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企業の3割インターネット・セキュリティ被害経験

2007.06.14

 企業の3割が、ウイルス感染などのセキュリティ被害を経験し、対策に自信を持つ企業は4分の1以下にとどまっていることが、13日公表されたインプレスR&D社の「インターネット白書2007」から明らかになった。

 被害の内容は、「内部の人間によるウイルス感染」が16.9%でトップ、「不正アクセスによるウイルスやワームの被害」が11.6%で2位となっている。自社の対策の効果については「どちらとも言えない」が48.5%と最も高い。「非常に自信がある」あるいは「やや自信がある」と回答した企業は23.4%にとどまり、「あまり自信がない」、「まったく自信がない」を合わせた28.1%を下回った。

 個人を対象にした調査では、2007年3月時点でブロードバンド世帯普及率が50.9%となり、1996年から続いている同社の調査で初めて日本の全世帯の半数を超えた(昨年2月調査時点では41.4%)。ブロードバンドの利用世帯は、インターネット利用世帯の8割に上り、接続回線は、ADSL(非対称デジタル加入者線)、光、ケーブルテレビの順となっている。

 インターネット利用者の4人に1人が、ブログで発言・書き込みをしており、2.4%の人が、ウィキペディア(インターネット上のフリー百科事典)に書き込みをしている。

 また、「YouTube」などの動画投稿サイトについては、18.7%が「すでに利用している」と回答しており、利用している人の8%が動画を投稿したことがある、と答えている。

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