理化学研究所は、次世代スーパーコンピュータの建設場所を神戸市のポートアイランドとすることを28日、発表した。
次世代スーパーコンピュータ計画は、今年度からスタートした第3期科学技術基本計画の中で、日本の科学技術の発展に欠かせない国家基幹技術に据えられている。
現在、世界最高性能である米ローレンス・リバモア国立研究所にあるIBM製スーパーコンピュータを超す世界最高性能機として、2010年度に稼動することを目指している。
スーパーコンピュータの分野で日本は、2002年に運用開始した「地球シミュレータ」で、世界最高の性能を実現したが、その後、欧米の高性能機が次々に登場したことで、現時点ではむしろ後れを取っている実情にある。