マガジン - 日経サイエンス誌ダイジェスト -

詳報 ノーベル賞 - DNAの修復機構を解明

掲載日:2015年12月7日

DNAの修復機構を解明
  • 2015年ノーベル化学賞は「DNA修復の機械論的研究」によってスウェーデン人研究者で英フランシス・クリック研究所の名誉グループリーダーを務めているリンダール(Tomas Lindahl)、米デューク大学教授のモドリッチ(Paul Modrich)、米ノースカロライナ大学教授の サンジャル(Aziz Sancar)の3氏に贈られる。

    DNAは外的な影響(紫外線や化学物質、放射線など)で損傷を受けるほか、細胞が分裂・増殖する際に複製ミスが生じる。これらの損傷やエラーは時として致命的な悪影響につながる恐れがあるが、生物は多様な酵素を用いてこれをうまく修復し、“正しいDNA”を維持している。その分子レベルでの解明が進んだのは1970年代になってからで、多数の科学者の精力的な研究による。3氏はなかでも先駆的な業績を上げた。

 

ページトップへ