サイエンスポータル SciencePortal

マガジン - 日経サイエンス誌ダイジェスト -

特集:素粒子論の危機

掲載日:2014年7月22日

素粒子論の危機
  • 万物に質量を与えるヒッグス粒子を発見した大型ハドロン衝突型加速器LHCにはもう1つ、ヒッグスを超えるほど重要なターゲットがある。素粒子論の枠組みである「標準モデル」を超える最有力の理論、超対称性理論が存在を予言する超対称性粒子だ。LHCの第1期実験が始まった当初、かなり早期に発見されるのではないかとも期待されたが、2013年初頭、存在の兆候すらつかめないまま実験が終了した。LHCを大幅パワーアップして2015年春から行う第2期実験でも発見できなければ、超対称性理論は窮地に立たされ、物理学は危機に陥る。数十年にわたって築き上げられた素粒子物理学の枠組みが根本から問い直される事態になるからだ。

 

ページトップへ