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Qビズム 量子力学の新解釈

掲載日:2013年7月24日

Qビズム 量子力学の新解釈
  • 量子力学は非常に成功した理論ではあるが、奇妙なパラドックスに満ちている。量子ベイズ主義(Qビズム)という最近発展したモデルは、量子論と確率論を結びつけることで、そうしたパラドックスを解消、あるいはより小さな問題にしようとする。Qビズムは量子的パラドックスの核心をなす「波動関数」を新たな概念でとらえ直す。一般に波動関数は粒子がある性質(例えばある特定の場所に存在すること)を示す確率を計算するために用いられるが、波動関数を実在とみなすと様々なパラドックスが生じてくる。Qビズムによれば、波動関数は、対象の量子系がある特定の性質を示すはずだとの個人的な「信念の度合い」を観測者が割り当てるために用いる数学的な道具にすぎない。この考え方では、波動関数は世界に実在するのではなく、個人の主観的な心の状態を反映しているだけだ。

    翻訳は慶応義塾大学大学院/日本学術振興会特別研究員の杉尾一さん、監修は芝浦工業大学助教の木村元氏。

 

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