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マガジン - 日経サイエンス誌ダイジェスト -

対談 ヘルメット姿の茂木さん

掲載日:2010年9月24日

日経サイエンス10月号 宇宙のエネルギー保存則
  • 見えない、聞こえない、感じられない。でも宇宙から大量に降りそそいでおり、私たちの身体を通り抜けている。ニュートリノはそんな不思議な粒子だ。このニュートリノを茨城県の東海村で作り、日本の地中を横断させて、岐阜県の神岡町でつかまえる。今年1月、そんな実験が本格的に始まった。名付けて「T2K(東海 To 神岡)」実験だ。

    茂木健一郎さんが出発点となる東海村の巨大実験施設「J-PARC」を訪ね、リーダーの小林隆教授らに、T2K実験の全貌を聞いた。小さな箱の中で生まれた陽子の種が、長い長い加速器を走り抜け、円形のシンクロトロンをグルグルと回り、光速近くまで加速されて、原子核にぶつかる。そのときに飛び出す粒子からニュートリノができ、神岡に向けて発射される。実験はニュートリノが旅する「前」と「後」で、どのように変化しているかを探るのが目的だ。それが見えれば、現在の素粒子理論である「標準理論」の先にある、新たな理論を開く手がかりになるという。

    「たぶん今が一番楽しい時」という小林教授。日本を代表するビッグサイエンスの現場を、動き出した巨大な実験装置の数々と、それを支える人々の言葉でお伝えする。

 

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