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マガジン - 日経サイエンス誌ダイジェスト -

軍事技術 進化するロボット軍団

掲載日:2010年9月8日

日経サイエンス10月号 宇宙のエネルギー保存則
  • 朝起きて車で出勤、コンピューターの前に座ってロボットを操作し、1万km以上も離れた敵と戦い、夕方には帰宅して、子どもたちとおしゃべりしながら食卓を囲む──米国では、そんな兵士が増えているという。

    超大国、米国は現在もイラクやアフガニスタンなどに軍隊を派遣、反政府組織と戦っている。ここ10年、ロボットが戦いに加わり始めたことで、戦闘風景は様変わりし、将来、さらに変わるだろう。今や米軍は偵察や攻撃などを担う7000台の飛行ロボットと1万2000台の車両型ロボットを保有する。手のひらに載る小鳥のような偵察ロボット、変形して壁穴に潜り込むスライム状ロボットなど新型の開発も進んでいる。数百kgの物資を背負って道なき道を踏破する四足歩行ロボットもいずれ登場するだろう。

    戦争のあり方も変わり始めた。これまでは同胞の犠牲を強いる戦争を回避しようという国民感情が抑止力として働いていたが、“同胞は危険にさらさない戦争”が現実になり、開戦へのハードルが下がっている。

 

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