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マガジン - 日経サイエンス誌ダイジェスト -

ブレない世界を求めて

掲載日:2010年7月12日

日経サイエンス8月号 旅するウナギの謎
  • 目が見えなくなったり、耳が聞こえなくなったりすると日常生活に大きな支障が出るが、平衡感覚が失われても大変だ。平衡感覚を生み出しているのは内耳にある「前庭迷路」という器官。病気や薬の副作用で、この器官が損傷を受けた人は激しいめまいや慢性的な不安定感に苦しむことになる。視覚も大きな影響を受ける。周りの世界は手ぶれの激しいビデオカメラで撮影した動画のように見える。今、米国では平衡感覚を取り戻せる人工内耳の開発が進んでいる。前庭迷路の代わりに超小型ジャイロスコープ(船や飛行機などに搭載されている回転を検知する装置)が3次元の頭の動きを感知し、脳へと信号を伝える仕組みだ。

 

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