マガジン - 日経サイエンス誌ダイジェスト -

幽霊粒子で宇宙を探る

掲載日:2010年7月7日

日経サイエンス8月号 旅するウナギの謎
  • ニュートリノはどんな物質も素通りしてしまうが、非常にまれに物質粒子とぶつかって、その粒子を蹴飛ばすことがある。この四半世紀、幽霊粒子ニュートリノの研究は、日本が中心となって推し進められ、小柴昌俊・東京大学特別栄誉教授がノーベル賞を受賞した。今や研究のフロンティアは大きく拡大、世界各地で様々なプロジェクトが進んでいる。大きな流れの1つは、専用望遠鏡を使って天体が放射するニュートリノをとらえる試み。“望遠鏡”といってもスケールが桁外れのものが多い。南極点に建設されたアイスキューブというニュートリノ望遠鏡は氷の中にあり、望遠鏡の筒の容積は1立方kmもある。日本ももちろん研究トップの座を譲る気はない。2つの次期プロジェクトの準備が奥飛騨にある神岡鉱山で進んでいる。

 

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