マガジン - 日経サイエンス誌ダイジェスト -

土星の月 タイタンに雨が降る

掲載日:2010年5月28日

日経サイエンス6月号 脳の見えざる活動
  • 現在、様々な探査が行われている火星には太古、海があったとみられるが、今は砂漠の星。その先の木星は大きな衛星をいくつも持つが、それらは氷の世界だ。ところがさらにその先、土星の衛星タイタンに驚きの世界が広がっていた。地表面には液体の海があって川が流れ、空に雲が浮かび、時に大雨を降らす、そんな風景を現在、目にすることができる。軟着陸した探査機ホイヘンスが現地の画像を送ってきた。探査機カッシーニはタイタン北極地方にある「クラーケン海」が太陽光を反射して輝く風景などをとらえている。タイタンは酷寒だが、極低温でも液体の状態を保つメタンが豊富にあるため、地球に似たような大気の物質循環が実現している。

 

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