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マガジン - 日経サイエンス誌ダイジェスト -

「核の冬」の影は去らず

掲載日:2010年3月23日

日経サイエンス4月号 無数の宇宙に生命?
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    四半世紀前の冷戦時代、全面核戦争で「核の冬」が生じうることが国際科学チームによって示された。都市や工業地帯の大火災で発生した煙が地球を包み日光を遮る結果、気温が低下、世界中の農作物が枯れ、食物供給が絶たれると予測した。冷戦終結で、そんな懸念は薄らいだように思えるが、実はそうではない。局地核戦争でも同様の破局が起こりうることが最新のコンピューターと気候モデルを用いたシミュレーションでわかった。インドとパキスタンの衝突で100発の核爆弾(世界にある核弾頭の0.4%)が落とされると世界の農業を麻痺させるに十分な煙が生じるという。地域紛争が激しさを増す今、「核の冬」の懸念は深まっている。

 

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