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マガジン - 日経サイエンス誌ダイジェスト -

攻めるは本丸にあらず

掲載日:2009年10月19日

日経サイエンス11月号 曲がった時空の不思議な性質
  • 薬が働く仕組みは「鍵と鍵穴」に例えられる。薬は鍵、薬剤がとりつく細胞表面の特定場所(受容体)が鍵穴だ。これまでの問題は疾患に関連しない受容体にも薬がとりつくことだった。それによって起こる体の変調が薬の副作用だ。そこで今、研究開発が進んでいるのが受容体の構造を変化させる薬だ。受容体は本来、生体内に存在する物質がとりつく場所。だから受容体の形を変えれば、生体物質のとりつき方が変わり、それによって病気をもたらしていた体の変調が正される可能性がある。このタイプの薬がとりつくのは受容体の中心部ではなく、その近くの別の(アロステリックな)場所になる。

 

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