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2006年10月26日編集だより

小泉成史

大英博物館ミイラと古代エジプト展

国立科学博物館(東京・上野)の「大英博物館ミイラと古代エジプト展」を覗いた。
幅14mの大型スクリーンでみるミイラ内部の3D映像が売り物。
確かに迫力はあるが、入場者全員に半強制的に見せつけるので、後の展示もなんとなく見せ物っぽく感じられてしまうのは気のせいか。

拾いものだったのは、付け足しのようになっている「ミイラを科学する」というコーナー。
3D映像のミイラ、ネスペルエンネブウの骨格映像から、大英博物館の解釈とは別に「膿瘍があったのではないか」とか「脊柱側湾症だったのではないか」と推測している。権威に従うのではなく、オリジナルな考えを打ち出す展示は面白い。

CT映像から元の顔を復元する技術の解説で使われているモデルはどこかで見た顔だと思ったら博物館の馬場悠男・人類部長だった。改めてしげしげと見ると堂々とした立派な御顔と頭蓋骨でした。

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